BJ-CAT のスコアについて

BJ-CAT のスコアとビジネス日本語レベルの対応表

BJ-CATProficiency Level  JLPT
400-300 BJ1 あらゆるビジネス場面での日本語によるコミュニケーションが適切にできる。 超級レベル
299-250 BJ2 ビジネス場面での日本語によるコミュニケーションが十分にできる。 N1
249-200 BJ3 ビジネス場面での日本語によるコミュニケーションがある程度できる。 N2ーN1
199-100 BJ4 ビジネス場面での日本語によるコミュニケーションが少しできる。 N3ーN2
99-0 BJ5 ビジネス場面での日本語による限られたコミュニケーションができる。 N5ーN4

項目応答理論 (IRT) について

BJ-CATビジネス日本語テストでは、項目応答理論 (項目反応理論; IRT: Item Response Theory) を使用して受験者のビジネス日本語能力を測定します。

項目応答理論では素点ベースの通常のテストは異なり、単に正答数を数えるのではなく、項目 (問題) の識別力・困難度 (2パラメータ・ロジスティックモデルの場合) を考慮し確率論的に受験者の能力を推定します。

IRT の能力推定のイメージ
図1: 項目応答理論のイメージ

コンピュータ アダプティブ テスト (CAT) について

項目応答理論を使用し、問題を回答する度に能力を算出し、コンピュータが受験者の能力に見合った問題を選択するテストをコンピュータ アダプティブ テスト (CAT) と呼びます。


図2: コンピュータ アダプティブ テスト (CAT) のイメージ

このため、項目応答理論を使ったテストやコンピュータ アダプティブ テストでは、紙と素点のテストに比べて、下記のような長所があります。

  • 幅広い受験者の能力に見合った問題を出題
  • 少ない問題数 (=短時間) でスコアを算出可能
  • いつ受験しても同一基準のスコアを算出可能
  • 試験終了と同時にスコアを知ることができる

スコアレポート (成績証)

テストを受験した方は PDF 形式のスコアレポートをダウンロードできます。氏名、所属、生年月日、登録日、受験日、各セクションのスコアを記載しています。

スコアレポート
図3: スコアレポートの例